太陽光発電でどのくらい稼げるのか?

太陽光発電を投資として考えるなら収益性は最も重要なテーマですよね!?

当サイトに損益/収支シミュレーションを設置しました!
http://www.solar-50.com/simulation/

必要事項を入力することによって、導入後1年目から20年目までの損益、キャッシュフローを自動計算します。いろいろなパターンでどんどんシミュレーションしてみてください。
※ただし、あくまで参考値です。

フルローンで太陽光発電システムを購入する場合

売電価格36円案件の場合

土地を現金購入、パネル出力50kwの太陽光発電システムをフルローンで購入した場合を下記条件と仮定しシミュレーションしてみました。システムの減価償却は17年定率法による普通償却です。

土地代:200万円
土地取得費用:16万円(仲介手数料:10万円/不動産取得税:1万円/登記手数料:5万円)
系統連系費用:35万円
固定資産税(土地):2万円/年
火災保険:3万円/年
メンテナンス費用:17万円
電気代:2,700円/月
パネル容量:250w × 200枚 =50kw
一日当たりの平均日射量:3.84kwh/㎡・日(傾斜角30度での日本の平均値)
損失率:角度方向0%/温度の損失15%/パワコンの損失5%/その他損失10%
売電価格:36円
金利:2.7%(長期プライムレート1.2%+1.5%)
借入期間:15年

最も設定条件に迷ったのがメンテナンス費用です。パワコンの修理費用/リプレイス費用を340万円と見込み、それを単純に20年で割り17万円としました。実際には、そこまでかからないと考えていますけどね。

実発電量(実売電額)はシミュレーションよりも多くなると思うけど、雑草対策や保守・点検費用等のパワコン以外のメンテナンス費用やその他の経費を全く見積っていないので、相殺されてまぁいいセンではないでしょうか!?

金利は信販会社からの融資を想定しています。日本政策金融公庫や銀行なら、もっと低利での融資が可能だと思います。

消費税免税事業者の場合

消費税免税事業者(課税売上1000万円以下の個人・法人)の場合は、消費税(8%)が益税となるので、売電価格は38.88円です。シミュレーションに入力する売電価格も38.88円として計算しています。

システム代 土地込み購入合計 20年間の収益 キャッシュフロー黒字年度
20,000,000円 22,000,000円 4,477,321円 5年間(16年目以降)
19,000,000円 21,000,000円 5,778,445円 8年間
18,000,000円 20,000,000円 7,079,549円 10年間
17,000,000円 19,000,000円 8,380,641円 19年間(初年度以外)
16,000,000円 18,000,000円 9,681,744円 19年間(初年度以外)
15,000,000円 17,000,000円 10,982,824円 20年間(全期間)
14,000,000円 16,000,000円 12,283,941円 20年間(全期間)
13,000,000円 15,000,000円 13,585,015円 20年間(全期間)
12,000,000円 14,000,000円 14,886,127円 20年間(全期間)
11,000,000円 13,000,000円 16,187,207円 20年間(全期間)
10,000,000円 12,000,000円 17,488,321 20年間(全期間)

上記条件で太陽光発電システムをフルローン購入する場合は、システム価格2000万円以上で購入しては話になりません・・・
ローン期間中のキャッシュフローが、ず~っとマイナスになります(15年間は毎年持ち出しってことです)。

システム価格1700万円(1kw単価34万円)くらいで購入できれば収益は安定します。
土地取得費用や連系費用が発生する初年度を除き、毎年キャッシュフローは黒字です!国産パネルや欧州パネルを導入する場合でも、このくらいの価格を目標に値引き交渉を頑張りたいです!

システム価格1500万円以下(1kw単価30万円)なら文句なしです!フルローンでもGOです。
初年度を含めキャッシュフローは全期間(20年間)黒字です。この価格で購入できれば、税率を25%とした税引き後のキャッシュフローも全期間(20年間)黒字です。融資が受けられるなら、やらなきゃ損です。

※キャッシュフローとは、売電収入から外部への支出(ローン返済金やランニングコスト等)を差し引いて手元に残る資金のことです。

消費税課税事業者の場合
システム代 土地込み購入合計 20年間の収益 キャッシュフロー黒字年度
20,000,000円 22,000,000円 1,806,427円 5年間(16年目以降)
19,000,000円 21,000,000円 3,107,551円 5年間(16年目以降)
18,000,000円 20,000,000円 4,408,655円 5年間(16年目以降)
17,000,000円 19,000,000円 5,709,747円 8年間
16,000,000円 18,000,000円 7,010,850円 19年間(初年度以外)
15,000,000円 17,000,000円 6,976,454円 19年間(初年度以外)
14,000,000円 16,000,000円 8,277,571円 19年間(初年度以外)
13,000,000円 15,000,000円 9,578,645円 20年間(全期間)
12,000,000円 14,000,000円 10,879,757円 20年間(全期間)
11,000,000円 13,000,000円 12,180,837円 20年間(全期間)
10,000,000円 12,000,000円 13,481,951円 20年間(全期間)

課税事業者が太陽光発電システムをフルローン購入する場合、システム価格1800万円(1kw単価36万円)以上でのシステム購入はNGです。
ローン期間中のキャッシュフローが、全期間マイナスになります。2000万円(1kw単価40万円)以上だと20年間の収益から土地代をマイナスすれば赤字になります。

収益が安定するシステム価格1600万円(1kw単価32万円)以下で導入したいですね!初年度を含めキャッシュフローが全期間(20年間)黒字になるのは、1300万円(1kw単価26万円)以下での導入時になります。

収益性を考えると消費税が益税になる効果は絶大です!売電価格が8%違うのは大きいです。一括償却が目的でないなら個人による所有か、免税事業者と位なる別法人を立ち上げて所有した方が有利です。

売電価格32円案件の場合

2014年度4月以降に設備認定を受けた太陽光発電システムの売電価格は32円(税抜)です。11%ちょいくらいのダウンです。上記と売電価格以外は同条件でシミュレーションしてみました。

消費税免税事業者の場合

消費税免税事業者の場合は、消費税(8%)分が益税となるので、売電価格は34.56円です。シミュレーションに入力する売電価格も34.56円として計算しています。

システム代 土地込み購入合計 20年間の収益 キャッシュフロー黒字年度
20,000,000円 22,000,000円 470,951円 5年間(16年目以降)
19,000,000円 21,000,000円 1,772,075円 5年間(16年目以降)
18,000,000円 20,000,000円 3,073,179円 5年間(16年目以降)
17,000,000円 19,000,000円 4,374,271円 5年間(16年目以降)
16,000,000円 18,000,000円 5,675,374円 11年間
15,000,000円 17,000,000円 6,976,454円 19年間(初年度以外)
14,000,000円 16,000,000円 8,277,571円 19年間(初年度以外)
13,000,000円 15,000,000円 9,578,645円 19年間(初年度以外)
12,000,000円 14,000,000円 10,879,757円 20年間(全期間)
11,000,000円 13,000,000円 12,180,837円 20年間(全期間)
10,000,000円 12,000,000円 13,481,951円 20年間(全期間)

消費税課税売上が年間1000万円以下の個人/法人は免税事業者になりますので、ほとんどの方は免税事業者となり消費税を益税とできるのではないでしょうか?となると、売電価格は実質的には34.56円です。

確かに厳しくはなりましたが、日射量の多い土地に拘り、割安で太陽光発電システムを導入できれば、収益性の高い事業であることに変わりはありません!

ただし、 割安で太陽光発電システムを導入しなければなりません。
システム価格1700万円(1kw単価34万円)以上の案件には手出し無用です。ローン期間中のキャッシュフローはず~っとマイナスだし、20年間の収益から土地代をマイナスすれば収益は僅かです。1900万円(1kw単価38万円)以上なら赤字・・・

システム価格1500万円(1kw単価30万円)以下なら土俵に乗るって感じです。
この価格で導入できれば、土地取得費用や連系費用が発生する初年度を除き、毎年キャッシュフローは黒字です!

システム価格1200万円以下(1kw単価24万円)なら文句なしです!
初年度を含めキャッシュフローは全期間(20年間)黒字です。この価格で購入できれば、税率を25%とした税引き後のキャッシュフローも全期間(20年間)黒字です。

ただし、太陽光発電システムを1kw単価24万円以下で購入というのは、かなり厳しいです!?
1kw単価24万円以下で販売してくれる業者さんを紹介可能です。ご希望の方はメールください(最終判断は自己責任でお願いします)。

消費税課税事業者の場合
システム代 土地込み購入合計 20年間の収益 キャッシュフロー黒字年度
20,000,000円 22,000,000円 -1,903,162円 5年間(16年目以降)
19,000,000円 21,000,000円 -602,038円 5年間(16年目以降)
18,000,000円 20,000,000円 699,066円 5年間(16年目以降)
17,000,000円 19,000,000円 2,000,158円 5年間(16年目以降)
16,000,000円 18,000,000円 3,301,261円 5年間(16年目以降)
15,000,000円 17,000,000円 4,602,341円 8年間
14,000,000円 16,000,000円 5,903,458円 18年間
13,000,000円 15,000,000円 7,204,532円 19年間(初年度以外)
12,000,000円 14,000,000円 8,505,644円 19年間(初年度以外)
11,000,000円 13,000,000円 9,806,724円 19年間(初年度以外)
10,000,000円 12,000,000円 11,107,838円 20年間(全期間)

う~ん、、課税事業者が売電価格が32円の太陽光発電システムをフルローン購入するのは、収益性の面でかなり厳しいですね・・・

システム価格1400万円(1kw単価28万円)以下で、ようやく土俵に乗るって感じです。システム単価にはフェンスや遠隔監視システムも含めなければならないので、かなり厳しい数字です。

収益が目的であるなら、別法人を立ち上げて運営すべきでしょう!?

売電価格下落(36円→32円)による収益性悪化をカバーする

不動産投資でより多く収益を上げるには、安く物件を購入するか、家賃を値上げするか、経費を抑えるかだと思います。

太陽光発電でも基本的には不動産投資と同じです。
平成26年度分で設備認定を受けた太陽光発電システムは、売電価格が下落するので売上が下がるのは避けられません。

それをカバーするにはどうすればいいか?
1.システム/土地を割安で購入する
2.日射量のより多いエリアに設置する
3.免税事業者(課税売上1000万円以下の個人/法人)で運営する
等の方法があります。

売電価格の下落率は約11%なので、太陽光発電システムと土地を11%安く導入するか、日射量が11%多いエリアに設置できれば投資効率は同じです。
11%となるとハードルが高くなりますが、免税事業者で運営すれば8%分をカバーできます。残りの3%は割り引いてもらうか、ちょっと日射量の多い土地に設置できればカバーできるのではないでしょうか!?

太陽光発電の場合、不動産投資とは異なり空室はありませんし、空室対策に伴う費用も発生しません。建物比率が高いので減価償却費も多くとれます。管理人的には売電価格が32円でも不動産投資よりもうま味のある投資であると考えています。

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