太陽光パネル・パワコンの選び方

太陽光パネルの選び方

そりゃ性能面で考えるなら日本製がベストです!
ソーラーフロンティアのパネルなら同じ出力値のパネルでも実発電量は10%くらい多いという実績がありますし、モジュール変換効率が高いパナソニックのHITなら同面積の土地に、より高出力システムが設置可能です。

管理人も自宅や所有アパートの屋上に太陽光パネルを設置するなら、モジュール変換効率(面積が狭いので)や将来の売却も視野に入れて間違いなく日本製を選ぶと思います(実際に採用しています)。
でも、野立て太陽光発電システムでは話が別です。出力容量は土地面積でカバーできるし、将来の売却ってことも、ありえなくはないけど可能性は低いのではないでしょうか?

そう考えると、投資という側面から費用対効果を最も重視すべきだと考えます。
例えば、ワット単価80円の太陽光パネルで産業用50kw太陽光発電システムを設置した場合のパネルコストは400万円ですが、ワット単価150円のパネルなら750万円に跳ね上がります。太陽光パネルだけでコスト差が350万円にもなります。

確かに日本製は高性能ですが、ここまでの価格差に見合うほど高性能か?と考えると疑問です。
50kwシステムなら、どのパネルを採用しても1時間当たりの最大発電量は50kwなんです。

ってことで、管理人は野立て用太陽光パネルには費用対効果が高い中国製を採用しています。
最大のリスクヘッジは早期回収であると確信して!?

パネル品質に関しては中国製ならどこを選んでも大差はないというのが管理人の印象です。
中国のパネル工場を数十社訪問した業者さんによると、赤字体質になってしまった大手よりも準大手クラスの方が財務体質・品質管理とも優れていると感じたとのことでした。
ただし、故障等の問題が発生した時のことを考えると、日本法人(支社)があるパネルメーカーというのは外せません!?日本法人がないと、初期不良時の対応が大変ですよ。

保証面に関しては、日本製より中国製の方が有利です。
ほとんどの中国製パネルで10年間の製品保証、10年間90%/25年間80%の出力補償が標準です!日本製パネルは10年間90%(または80%)、20年間80%(または72%)の出力補償が一般的です。

少なくともパネルメーカーの日本法人が存続している限りは、故障時対応に日本メーカーと中国メーカーで大きな差はありません。どちらも故障パネルを交換するだけだと思うので・・・

問題はパネルメーカーが倒産したり、日本から撤退した場合ですよね!?
パネルメーカーが倒産してしまえば保証が手厚くても意味ないんじゃないの?という意見を良く聞きます。もっともな意見です。第三者保証がついた中国パネルメーカーもありますが、申請の手間や保証されるまでの期間を考えると、あまり期待できないんじゃないかな(詳しくは知りませんが!?)。

太陽光パネルの故障発生時に万一パネルメーカーが倒産していた場合、管理人は他メーカーのパネルを新たに買ってしまおうと考えています。太陽光パネルの価格は安いしパワコンの選び方次第で購入コストも大幅に抑えられます(詳細はパワコンの選び方で解説)。なので、保証に過大な期待はしていません。

太陽光パネルの選択に当って、パネルメーカーよりももっと重要なのがパネル容量であると管理人は考えます。

管理人の低圧連系太陽光発電所では公称出力48.4kwのパワコンに60.48kwのパネルを搭載しています(パワコンかパネルどちらかの出力容量が50kw未満なら低圧連系となります)。パワコンの出力容量に対し、約25%増しの太陽光パネルを載せています。

遠隔監視システム『エコめがね』で見る限り、1時間当たりの発電量が48.4kwを超えてピークカットされたことは一度もありません。それどころか、40kwを超えることも稀です(管理人的にはバンバン超えて欲しいのですが!)。

ってことを考えると、パワコンの出力容量が49.5kwであればパネル容量60kwであればピークカットはほぼないと思います。70kwくらい搭載してもピークカットされることは稀なうえ、ピークカット時以外の時間帯ではより多く発電するので、費用対効果で考えるのなら有利ではないかと考えます。
逆にパネルを50kwくらいしか搭載しないのならパワコンを1台減らし39.6kwにした方が発電量は同じでイニシャルコスト削減に繋がるのではないかなと!?

ただし、電流や開放電圧のことは考慮していませんので、パネルとパワコンの組み合わせによっては難しいケースもあると思います(パネルの解放電圧とパワコンの入力電圧の数値による)。パワコンが早々と壊れてしまっては意味がないので!?
その当たりはシステム販売業者さんとご相談ください。管理人に聞かれても損得勘定のことはわかっても、理系的なことはさっぱりわかりません・・・

パワコンの選び方

パワコンに関しては、今は日本製(または実績のあるヨーロッパ製)に拘ります。
何故か!?
太陽光発電業界に携わっている方の大多数がそう言うからです(笑)。パネルに関しては日本製派(ドイツSMA社は含む)と中国製派(または韓国製/台湾製)に分かれるのに、パワコンに関してはほとんどが日本製派です。ここまで日本製派が多いのなら、やはり日本製が良いのかなと理屈じゃなく、そう思い込んでます!?管理人も洗脳されてしまっているだけかもしれませんが・・・

太陽光パネルは住設製品、 パワコンは家電製品に例えるとわかりやすいでしょうか?
住設品であるキッチンやシステムバスって10年くらいで故障したり交換したりってあまりないですよね?太陽光パネルってそんな感じです。初期不良を除けば、あまり故障しません。

一方のテレビとか洗濯機(あるいはパソコンとか)の家電品は住設品と比べると故障のリスクは遥かに高い・・・
パワコンも20年間の間には何らかのトラブルが発生するのが普通だと考えています。

パワコンが故障した時、新品と交換するよりも基盤だけを交換する方が安上がりです!
倒産してしまった、または日本法人のないパワコンメーカーだと基盤を取り寄せるにも、基盤自体が存在しない、あるいは取り寄せに相当な時間がかかる可能性があります。国産なら対応も早いだろうし、万一の倒産時(事業撤退時)も事業引き継ぎ会社がサポートを継続しているだろうと漠然と考えています。

また、パワコンの技術革新が進み、初期導入のパワコンが故障した頃にはスペックが格段に良くなってて価格も安くなっていれば買い替えもありです!修理不能の場合もありえます。
買い替え時に同一メーカーでの買い替えなら新旧の互換性があるので複数台連系も問題なく継続されると思われます。でも、異なるメーカーでの複数台連系の場合は電力会社から連系拒否の可能性がないとは言い切れません(データが乏しいでしょうから)・・・

このあたりのハッキリしたことはわかりませんが、リスクがあるなら避けた方が無難かなと!?逆に、この問題がクリアになったら今度は中国製パワコンが日本市場を席巻することもありえるのかも。

マルチストリング方式パワコン

管理人のおすすめパワコンはマルチストリング方式のパワコンです。
各ストリング(回路)毎にMPPT(最大電力追従)が付いており、ストリング毎の電圧に高低差があっても、各々のストリングが影響を受けません。回路は並列で繋がれているので、通常は電圧が低い方に引っ張られます(回路毎に同枚数にしないと発電効率が落ちます)。

んん??
まぁ、わかりやすく言えば、パワコンの中に複数の小さなパワコン(ストリング)が入っているって感じでしょうか!?なので、ストリング系統が異なれば、違う種類のパネルでも設置可能だし、回路毎の設置枚数を気にする必要もありません。

それぞれのストリングが独立しているので、影があたったり雪が降る場所に太陽光発電システムを設置する場合には非常に威力を発揮します!
また、ストリング系統が異なれば違う種類のパネルも設置できます。これがミソです!

例えばパネル1枚が故障したとき、日本法人が存在すれば新品と交換してくれます(日本メーカーでも中国メーカーでも同じです)。何も問題ありません!
でも、パネルメーカーが倒産していたら(最悪の事態の想定です)・・・
故障した1枚だけを他メーカーの太陽光パネルと交換するわけにはいかないのです。パワコンに繋がれた太陽光パネル全てを交換しなければなりません。

5台のパワコンで50kw太陽光発電システム(250W × 200枚)を運営した場合、1台のパワコンに40枚のパネルが接続されています。ワット単価80円のパネルとするなら1枚当たりの値段は2万円(250w × 80円)です。40枚を交換するとなると80万円の出費です(さらに施工費用も必要です)。これは痛いですよね・・・

例えば田淵電機のマルチストリング方式のパワコンなら5回路のストリングがあり別種のパネル設置が可能です。全パネルではなくストリング単位で交換すればよいので8枚(40枚÷5回路)の交換で済みます。パネルだけの費用負担は16万円ですみます。最悪の事態への対策であるなら受け入れられる金額ではないでしょうか?

残った正常な7枚は保管しておけばいいのです!
次回の違う系統のパネル故障時に利用できます。パネルコストはかかりません。

故障パネルを交換することを前提にしましたが、マルチストリング方式のパワコンを採用すれば故障パネルをシステムから除いてしまう選択肢もとれます。発電量は落ちますが、他のストリングに影響を与えませんのでパネル1枚分の発電量ダウンだけです。

これなら、例え中国製パネルを採用してもリスクは軽減できるのではないでしょうか?

管理人おすすめの太陽光発電システムキット
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