太陽光発電に関する用語集

先頭文字が『は行』の用語集

買電
太陽光発電を行った場合には、その電力を電力会社に売電することになります。それとともに、利用する分についてはこれまでどおり購入することになるのですが、これを買電と呼びます。
売電と買電との価格は、計算方法が異なりますから、価格差が生じることになります。現在のところは、売電価格のほうが高いですから、節約をしてできるだけたくさん買い取ってもらうほうが有利だといえるでしょう。一般家庭で太陽光発電を導入した場合には余剰電力を売ることになりますから、昼間は売電を行うことになります。夜は発電が行われませんから、買電を行うことになります。これは相殺されずに、売電したときの代金を受け取るのとは別に、買電の料金が請求されることになります。
売電
各家庭や企業が太陽光発電システムを導入して自家発電への取り組みを加速させている裏側には、電力会社による電気の買い取り制度といったものが影響しています。たとえば戸建て住宅にて太陽光発電を実施した場合、まずはそれによって生じた電気を家庭内で消費した上で、その余剰分を電力会社に売電することができます。そして、これが産業用太陽光発電の場合、余剰分のみならず自家発電によって生じた電気全量を売電することが可能となります。
これによって住宅であれ企業であれ、最初の設備投資において必要となった費用を毎月の売電によって効率よく減価償却していくことができ、なおかつ自家発電による利回りを早期の段階でプラスに転じることが可能となるわけです。
売電価格
売電価格とは、太陽光発電で生じた電力を電力会社に買い取ってもらうときの価格です。これに対して電力会社から購入するときの価格を買電価格と呼びます。
今の日本では、政策によって売電価格と買電価格とは異なっています。二つの価格を設定することによって太陽光発電を促進する政策が取られています。具体的には、売電価格を高くすることによって、太陽光発電によって電気を作るメリットは大きくなりますから、企業が積極的に参入するようになってきているといえるでしょう。このような目的で2種類の価格が作られるようになったのです。そのために、単に電気料金といわずに、売電価格と買電価格とを明確に区別することが必要となっています。
補助金
東日本大震災をきっかけに起こった原発事故の影響を受けて、日本では多くの原発が停止し、深刻な電力不足とエネルギー不足による電気料金の値上げが進んでいます。
政府はこれまでの電力行政に関する反省から今後は太陽光発電をはじめとするグリーンエネルギーへの取り組みを奨励する構えを見せており、一般の家庭および企業が太陽光発電に率先して取り組めるように発電システムの購入につき補助金を出すなどの施策を展開しています。これによって導入者側の負担は軽くなり、これまで躊躇していた人でも補助金の力を借りて率先してグリーンエネルギー化を促進できる体制が整ってきています。
しかしながら、この補助金も永久に続くというわけでは決して無く、近い将来に導入を検討している人にとっては補助金が出されている今の内、しかもできるだけ早い時期に決断することが重要と言えるでしょう。
薄膜型太陽電池(はくまくがたたいようでんち)
薄膜型太陽電池とは、シリコン系の太陽電池の一種で、薄いシリコン膜を用いるものを指します。ガラス板の表面に、2マイクロメートルの薄さのシリコン膜を貼り付けています。もっとも普及しているの結晶型の太陽電池では、200マイクロメートルほどの厚さがあります。
ですから、薄膜型太陽電池はシリコンの使用量が100分の1程度に抑えられているのです。そのために、価格は非常に安いという特徴があります。ただ、変換効率はやや落ちるというデメリットがあります。薄膜型太陽電池は、太陽光発電システムの中では暑さに強いという傾向があり、そのために砂漠地帯など、高温になり安い地域で太陽光発電を設置するときに用いられています。
バックコンタクトセル
太陽光発電では変換効率をよくするために様々な工夫がなされているのですが、その一つの技術がバックコンタクトセルです。
電力を発生するのは太陽電池セルの部分ですが、発生した電力を集めるためには配線が必要となり、そしてそれぞれのセルには電極が必要となります。当初は電極をセルの表面に配置していたのですが、これによって光がさえぎられるために、裏面に配置される技術が開発されました。これがバックコンタクトセルです。バックコンタクトセルを採用することによって変換効率は上昇しますから、技術としてはすぐれています。ただし、製造するためのプロセスは複雑になりますから、製造コストは高くなってしまうというデメリットがあります。
発電効率
燃料価格の高騰に対して、全国的に電気料金の値上げが進んでいます。このまま電気料金の値上げに対して対策を何もとらずにいるよりは、家庭で太陽光発電を導入すべきかどうか検討しているご家庭もあることと思います。
しかし、太陽光発電に使用されるソーラーパネルは、実はメーカーによって発電効率が異なります。発電効率が悪いようでは、ソーラーパネルの導入にかけた費用を回収するにも差が出てきます。
また、特にオール電化のご家庭では、電力にエネルギーの多くを頼っているので、発電効率の悪いソーラーパネルだと、太陽光発電だけでは消費エネルギーを賄いきれずに電力を買う必要性も場合によっては出てきます。電力を買わなくても済むようにとお考えであれば、ソーラーパネルの発電効率を必ず調べておきましょう。
発電モニタ

発電モニタとは、発電電力と消費電力をリアルタイムに表示する機器のことです。発電モニタに表示された消費電力などは、色分けやグラフで分かりやすく公開され、節電への取り組みを促す効果が持たれています。発電や売電の項目は、太陽光発電によって生成された電気を対象にしており、電力が増減される仕組みが一目で分かるようになっています。
発電モニタの用法は他にも、時間帯の電気料金を把握することで、計画的に電力の使用を行うことができる機能や、パソコンとの接続で電気料金の管理が行えるなどの機能が搭載されています。また、電力消費量を二酸化炭素の削減量に換算することで、環境への貢献にも一役買っています。これは、子供への環境教育にも役立てるものとして、各家庭への浸透が高まる傾向にあります。

発電シミュレーション
太陽光発電システムを導入するかどうかを検討するときには発電シミュレーションが行われます。発電シミュレーションとは、実際にどれくらいの電力を発生するのかを事前に計算する方法を指します。
太陽電池モジュールにはそれぞれの出力は定められていますが、常に光が当たっているわけではありませんから、100パーセント発電してくれるというわけではありません。ですから、発電シミュレーションをするためには、どれくらいの割合で発電できるのかを知らなければなりません。これを示すのが施設利用率です。一般的には太陽電池モジュールの出力に施設利用率を乗じることによって、平均的な電力を計算することができます。発電シミュレーションでは、これに時間を乗じて電力量を計算することが多いでしょう。
バラ板
太陽光発電システムの設置が可能かどうか判断する材料の一つに、野地板があります。野地板のほとんどは松や杉のバラ板となっています。この板は通気性に非常に優れた材質なのですが、板の厚みや板同士の隙間が広すぎると強度などの問題があるのです。
最近、ニーズの高い後載せの太陽光発電システムはこのようなバラ板に載せることが出来ないことが多いのです。基本的にビスを垂木に固定しますが、野地板に固定する場合もあります。つまり、垂木がついている野地板の強度が弱ければしっかりとした固定が出来ずに落ちてきてしまうことがあるのです。しかし、屋根の下地を補強する方法やバラ板でも施工可能なメーカー探すことによって太陽光発電システムの設置は可能となりますので、現地調査をしてもらい、家に合った方法を調べると良いでしょう。
パワーコンディショナ
太陽光発電で、太陽光パネルで作られる電気は直流電気です。しかし、家庭で使われる電気は交流電気です。そのため、直流から交流に変換する機械として使用されるのが、パワーコンディショナです。太陽光発電システムの中でも、重要な機械です。
パワーコンディショナは電気を直流から交流に変えるだけでなく、太陽光発電システムを安全に保ったり、できる限り太陽光パネルから電気を取り出したりする役目も持っています。
一般的に変換効率が良いパワーコンディショナが良いとされていますが、システム上太陽光パネルと同じメーカーのものを選ぶことが多いので、パネルの性能だけでなく、パワーコンディショナの性能も確かめてからシステムを購入する必要があります。
半切妻屋根
半切妻屋根とは、屋根の基本的な形状である切妻屋根の両端部を斜めにカットした屋根で、半切妻屋根の両端の先端部は、三角形状になっています。
太陽光発電を行う場合、太陽電池モジュールを屋根に設置する必要があり、設置する太陽電池モジュールの枚数によって発電できる量が変わってきます。太陽光発電により多くの電力を発電するためには、できるだけ多くの枚数の太陽電池モジュールを設置することが必要ですが、屋根の形状により設置できる枚数が変わってきます。
半切妻屋根の場合、屋根形状が比較的シンプルで、太陽電池モジュールを設置するための面積を広く取ることができるため、多くの枚数の太陽電池モジュールを設置し、効率良く太陽光発電を行うことができます。
光害(こうがい・ひかりがい)
光害とは、光によって何らかの被害を受けることを指します。過去には、光害というと、夜に煌々と照明をつけることで景観が損なわれるなどの被害を指すことが多かったようです。
太陽光発電が普及し始めた現在では、ソーラーパネルの反射によって生じる被害を指します。簡単に言うと、太陽の光が反射して非常にまぶしいという状況を指すのです。まぶしくて生活に支障を与えることが問題となっています。太陽光発電が実用化されてから現在までに、光害による訴訟が何件か起こされました。訴訟によってソーラーパネルの撤去を求められたこともあります。このようなことも起こっていますから、設置する際には近隣住民に対しても配慮することが必要となってきます。
平板瓦
平板瓦は和瓦の一種で、シンプルな板状の瓦です。耐用年数は25年と長く、耐寒性もあります。平板瓦は住宅メーカーなどの建売住宅に多く使われていることが多いです。
太陽光発電パネルが組み込まれた平板瓦もあり、瓦型をした発電パネルもあります。こうしたパネルは屋根と一体化しているので、見た目が変わらなく屋根の形が美しいというメリットがあります。また、パネル自体の強度も瓦と同様に確保されているので、屋根材としても安心して使うことができます。また、平板瓦の屋根に、既存の太陽光発電パネルを取り付けることもできます。その場合は、瓦をはがして補強版を設置したりコーキングを行ったりする工事を行い、再び瓦を戻してパネルを取り付けていく工法となります。
非常用コンセント
太陽光発電を設置していれば、停電時にも電源を確保することができます。このときに利用するのが非常用コンセントです。メーカーの仕様にもよりますが、たいていはパワーコンディショナに非常用コンセントが設置されています。
停電時には、発電した電力がそのまま家庭内のコンセントに流されるというわけではありません。太陽光で発電された電力があまり大きくない場合には、コンセントに流しても、実質的には使うことができない場合もあるのです。そのために、外部からの電力供給が止まったときのために専用のコンセントを準備しています。これが非常用コンセントです。太陽光発電システムを導入しているのであれば、どこに非常用コンセントがあるのかを確認しておきましょう。
分電盤
分電盤とは電気を安全に使用するために必要な漏電遮断器や配線用の遮断機を一つにまとめたもののことを言います。そして、太陽光発電システムを構成する機器のひとつに含まれているのです。
屋内に設置されている屋内分電盤によって太陽光によって発電された電力が各部屋へ送られます。そうすることで電気を使用することが出来ます。家庭には分電盤がついているものですが、専用のものであれば通常のものと違い太陽光発電専用のブレーカーがついているものがほとんどです。システムの導入時に専用のものにしておけば後からブレーカーBOXの必要もなくなりますし、見た目もきれいになります。ですから、太陽光発電システムの導入と同時に専用の分電盤も設置すると良いでしょう。
変換効率
太陽光発電では、太陽の光エネルギーを電気エネルギーに変換を行うのですが、このときには100パーセント変換ができるというわけではありません。何らかの損失は発生しますが、損失はできるだけ小さいほうが良いでしょう。これを表す指標が変換効率です。
通常、日本の正午であれば、1平米当たり1キロワットの太陽光が照射されています。ここに太陽光モジュールを設置したときに、1平米当たり150ワットの電力が生じた場合には、このときには15パーセントが電気エネルギーに変換されたことになります。これを変換効率15パーセントと呼ぶのです。現在の太陽光モジュールは、変換効率が15パーセントから20パーセントくらいのものが普及しています。

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